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2016.11.10 | NEWS:建築家エッセイ
グッゲンハイム美術館/ニューヨーク
フランク・ロイド・ライト
この美術館の設計は、創始者ソロモングッゲンハイムと親交のあった
ドイツの女流画家ヒラ・リベイからの手紙で最初に依頼されたのが1943年夏。
それから700枚ものスケッチに7パターンもの施工図を描いて仕上げられたという
壮大なプロジェクト。
16年の歳月をかけ1959年に完成するのですがライトはその完成を見る事なく
竣工の6ヶ月前に他界しました。
何とも壮絶なエピソードの残る建築なのです。
建物内部に入ると円形のアトリウムに螺旋状のスロープが途切れる事なく最上部まで続き、
来館者はそのスロープに沿ってぐるぐると移動しながら
アート作品を鑑賞できる様デザインされています。
この建築は賞賛を受けただけでなく、論争も巻き起した様です。
「床が傾斜しているため絵画を展示するのに適していない」、
「建物自体が芸術作品であるため内部の芸術作品の印象がうすくなってしまうのでは?」等。
これに対しライトは
「この平面を考え出したのは、建物で絵画を征服する為ではない。
その反対に建物と絵画を、以前の芸術界には存在しなかったような
一体の美しいシンフォニーにするためである。」と語っています。
アトリウムの真ん中に立ち、空間を見上げ「なるほど・・」と思ったのでした。
藤森 大作 (IFA通信 2015年4月号 建築家エッセイより)
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